信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 空気膜構造による多雪地域の冬期運動施設建設に関する研究

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.9 Vol.9

 要旨

 わが国の多雪地域においては,冬期は広い運動場がほとんど使用できず,また屋内運動施設も十分とは言えないため,各種のスポーツ振興が非常に制約を受けている.そこで本研究はこのような多雪地域の学校校庭に,冬期間だけ運動空間を確保し得る施設を高ライズ一重空気膜構造により建設するための設計方針をまとめたものである.
 空気膜構造は設計上の支配的外力が風力であり,風荷重をいかに合理的に評価するかが構造設計を行なう上で重要になってくる.ここでは,対象を高ライズ空気膜構造に限定し,剛模型や柔模型による風洞実験および小規模な実物供試体による実測により構造物に加わる風圧力の性状,構造特性および構造物屋根膜面の風による挙動を調べ,それらの結果を参考にして試設計案を提示している.

「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 木内龍彦, 越智建一
大学・機関名 大阪市立大学

キーワード

空気膜構造風力風洞実験屋根膜面