信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 伸縮性スポーツウェアが皮膚温分布に及ぼす影響

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.9 Vol.9

 緒言

 身体活動用としての伸縮性スポーツ・ウェアは,種々の運動種目(とりわけエアロビックダンスに多い)に用いられ,近年人々の健康に対する意識の高まりとともにその需要は多いようである.
 伸縮性のあるスポーツウェアは,その機能的な面から確かに身対活動に適していると思われるが,しかし身体ことに躯幹部を圧迫していることには,変わりがなく,そのため皮層の血流量の変化,すなわち皮膚温度や発汗に影響が現れることが推測できる.
 これまで,スポーツウェアの材質による保温性の遠いや阻害性を定量的に実験した報告はある.また,種々の被服着用下での運動は,その材質や吸湿性によって体温調節の効率に差があることもすでに知られている.
 本研究の目的は,安静時における伸縮性スポーツウェアの着用時と裸体時における,下肢加温での皮肩温の変化を測定検討することである.

「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 菅原正志, 今中國泰
大学・機関名 長崎大学

キーワード

伸縮性スポーツ・ウェア皮膚温度皮膚圧迫