RPEによる運動強度の選択について
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.9 Vol.9】
まとめ
女子大学生12名と男子大学生3名を被検者として,RPEと心拍数および酸素摂取量との対応を,運動終了直前に求めたRPEの場合(実験I)と,運動開始前に指定されたRPEに相当する走速度を選択させた場合(実験II)とについて検討した.
RPE−心拍数およびRPE−%VO₂max関係の全体的傾向は,実験Iと実験IIではほぼ一致していた.このことから,健康あるいは体力の維持・増進を目的としたランニングに,RPEを用いた運動強度選択が有効な一手段に成り得るものと考える.しかし被検者ごとのRPE−%VO₂max関係は,よく一致している者とそうでない者がみられ,運動強度を主観的に選択することの困難さが考えられる.
「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
女子大学生12名と男子大学生3名を被検者として,RPEと心拍数および酸素摂取量との対応を,運動終了直前に求めたRPEの場合(実験I)と,運動開始前に指定されたRPEに相当する走速度を選択させた場合(実験II)とについて検討した.
RPE−心拍数およびRPE−%VO₂max関係の全体的傾向は,実験Iと実験IIではほぼ一致していた.このことから,健康あるいは体力の維持・増進を目的としたランニングに,RPEを用いた運動強度選択が有効な一手段に成り得るものと考える.しかし被検者ごとのRPE−%VO₂max関係は,よく一致している者とそうでない者がみられ,運動強度を主観的に選択することの困難さが考えられる.
「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 田中秀一 |
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大学・機関名 | 福井大学 |
キーワード