児童の水泳時心拍数一酸素摂取量関係に及ぼす水温の影響
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.9 Vol.9】
要旨
児童の水泳時心拍数(HR)―酸素摂取量(Vo₂)関係に及ぼす水温の影響を検討するために,気温25℃でのペダリングおよび水温20,25,30℃での牽引水泳における最大下および最大作業中にVo₂とHRを測定した.被検者は10〜12歳の男子児童6名であった.
すべての測定条件において,HRとVo₂は直線関係を示したが,直線関係式は水温の低下にともない右方向に有意に偏位した.一定の最大下Vo₂において,水温20℃でのHRは水温25℃より5.9拍/分低く,水温32℃とペダリングよりそれぞれ14.7拍/分,20.0拍/分低かった.
HR(y)と%Vo₂max(x)との間に次のような推定式が得られた.
水泳:(20℃)y=1.09x+56.8(r=0.912)
(25℃)y=1.25x+52.7(r=0.975)
(32℃)y=1.21x+66.7(r=0.963)
ペダリング:(25℃)y=1.21x+73.6(r=0.964)
「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
児童の水泳時心拍数(HR)―酸素摂取量(Vo₂)関係に及ぼす水温の影響を検討するために,気温25℃でのペダリングおよび水温20,25,30℃での牽引水泳における最大下および最大作業中にVo₂とHRを測定した.被検者は10〜12歳の男子児童6名であった.
すべての測定条件において,HRとVo₂は直線関係を示したが,直線関係式は水温の低下にともない右方向に有意に偏位した.一定の最大下Vo₂において,水温20℃でのHRは水温25℃より5.9拍/分低く,水温32℃とペダリングよりそれぞれ14.7拍/分,20.0拍/分低かった.
HR(y)と%Vo₂max(x)との間に次のような推定式が得られた.
水泳:(20℃)y=1.09x+56.8(r=0.912)
(25℃)y=1.25x+52.7(r=0.975)
(32℃)y=1.21x+66.7(r=0.963)
ペダリング:(25℃)y=1.21x+73.6(r=0.964)
「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 黒川隆志 |
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大学・機関名 | 広島大学 |
キーワード