信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF サッカー競技選手のプレシーズンにおける2Hzの断続電流を用いた電気刺激筋力トレーニングプログラムの効果

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.12 Vol.12

 本研究では,男性のサッカー選手の大腿四頭筋,腓腹筋,ひらめ筋,長趾屈筋の機能における電気刺激トレーニングプログラムの効果を検討することを試みた.
 被験者は実験および統制の2群に分けた.実験群の被験者は電気刺激とウェイトトレーニングのみの経験を,統制群の被験者はウェイトトレーニングのみの経験をもっていた.実験群は電気刺激とウェイトトレーニングを合わせたプログラムを実施した.統制群は,実験群と同一の条件,強度,負荷,量のウェイトトレーニングのプログラムを実施した被験者は関東大学サッカーリーグに所属する筑波大学チームのメンバーであった.実験群の電気刺激トレーニングは,ひざ関節および足関節角度を90°に固定した体位で,表面電極を用いて行った.刺激は断続的な2Hz周波数を用い,最大のトレランスで行なった.
 実験期間の前後において実験および統制の両群間を比較した結果,30m走を除く他のすべての項目において統計的に有意な(P<0.05)差は得られなかった.

「デサントスポーツ科学」第12巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 アケフタイフル*1, 西嶋尚彦*2, 久野譜也*1, 勝田茂*1
大学・機関名 *1 筑波大学, *2 茨城大学

キーワード

サッカー選手電気刺激トレーニングウェイトトレーニング