足アーチ示数は運動機能と関連するか
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.12 Vol.12】
19〜20歳の大学生男子18名,女子17名,合計35名の足部計測値および足圧痕により足アーチ示数を求め,これらと静立位と片足立ちの立位平衡機能,垂直跳び,反復横跳びの関連について検討した.足圧痕示数(足圧痕面積示数足圧痕形状示数)は足圧痕の形状に関する情報であるが同時に足圧痕のサイズと相関する.
足圧痕示数は静立位において足圧中心の動揺距離と相関しないが片足立ち位では相関し,足底部の凹状形態の程度が顕著なものは片足立ちのような不安定な起立位ではより安定すると思われる.足圧痕示数と垂直跳びの間に相関がみられたがサイドステップとの間の相関は有意ではなかった.
18項目の因子分析の結果,足アーチ示数は足圧中心動揺距離と同一の因子を形成し直立維持機能との間の関連性が示唆された.
「デサントスポーツ科学」第12巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
足圧痕示数は静立位において足圧中心の動揺距離と相関しないが片足立ち位では相関し,足底部の凹状形態の程度が顕著なものは片足立ちのような不安定な起立位ではより安定すると思われる.足圧痕示数と垂直跳びの間に相関がみられたがサイドステップとの間の相関は有意ではなかった.
18項目の因子分析の結果,足アーチ示数は足圧中心動揺距離と同一の因子を形成し直立維持機能との間の関連性が示唆された.
「デサントスポーツ科学」第12巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 服部恒明 |
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大学・機関名 | 茨城大学 |
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