移動体通信とノートブックコンピューターによる遠隔地フィールド実験の効率化
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.15 Vol.15】
フィールド実験システムには,種々のタイプのものが提案されてきている.しかし,大がかりな施設を必要とするシステムではユーザーに制限があり,一方,単に記録をノートブックコンピュータに留める程度であれば,それほど有効な支援システムに成り得ない.フィールド実験の要点は,現実の環境下で如何に貴重な記録を計測するかにある.そのためには,フィールドで,十分意味のある記録か否かを判断しなければならない.
提案するフィールド実験支援システムは,計測側をノートタイプのような携帯性に優れた機器とし,信号の処理,解析を研究室のワークステーションを中心としたシステムとする.これらを電話回線(携帯性,機動力を増すために移動体通信)で接続し,双方で計測データおよびその他の記録データの送受信が行えるようにする.その結果,通信による研究室の支援を得ることで,とにかくフィールドでのデータ収集を進めるといった見込み実験的な現状を改善し,十分,目的とする解析に役立つ効率的なデータ収集が可能となるものと考える.
この際,ワークステーションから提供する筋電図計測支援プログラムは,フィールド計測を充実させる目的にかなうものでなければならない.今回は,アーチファクト除去の成否がフィールド実験データの有効性を見極める重要なファクタであると考え,ファジィ推論を基礎とした非線形フィルタアーチファクト除去法を開発した.
「デサントスポーツ科学」第15巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
提案するフィールド実験支援システムは,計測側をノートタイプのような携帯性に優れた機器とし,信号の処理,解析を研究室のワークステーションを中心としたシステムとする.これらを電話回線(携帯性,機動力を増すために移動体通信)で接続し,双方で計測データおよびその他の記録データの送受信が行えるようにする.その結果,通信による研究室の支援を得ることで,とにかくフィールドでのデータ収集を進めるといった見込み実験的な現状を改善し,十分,目的とする解析に役立つ効率的なデータ収集が可能となるものと考える.
この際,ワークステーションから提供する筋電図計測支援プログラムは,フィールド計測を充実させる目的にかなうものでなければならない.今回は,アーチファクト除去の成否がフィールド実験データの有効性を見極める重要なファクタであると考え,ファジィ推論を基礎とした非線形フィルタアーチファクト除去法を開発した.
「デサントスポーツ科学」第15巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 木竜徹*1, 岡田守彦*2, 牛山幸彦*1 |
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大学・機関名 | *1 新潟大学, *2 筑波大学 |
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