ランダム負荷を用いた運動負荷試験の開発
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.16 Vol.16】
本研究では,ランダム負荷を用いた新しい運動負荷試験の開発に必要な基礎的検討を行うことを目的とした.ランダム負荷の強度はAT以下で,心拍数(HR)が100拍/分前後の負荷,それ以下,およびそれ以上とした.呼吸ごとのVo₂およびHRを測定し,負荷入力と応答出力の制御特性を調べた.
HRが100拍/分以下の条件では,それ以上と比較して相対的に高いゲインと速い位相が見られ,HR応答は比較的に高い周波数の負荷変動まで追従した.さらに,ランダム負荷においてVo₂の応答特性を評価するためには,HRよりは相対的に低い周波数領域で測定することが重要である.ランダム負荷を用いて,新しい運動負荷試験システムを開発する場合,目的に応じた負荷強度,負荷継続時間と負荷の個数の組み合わせが重要と考えられた.
「デサントスポーツ科学」第16巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
HRが100拍/分以下の条件では,それ以上と比較して相対的に高いゲインと速い位相が見られ,HR応答は比較的に高い周波数の負荷変動まで追従した.さらに,ランダム負荷においてVo₂の応答特性を評価するためには,HRよりは相対的に低い周波数領域で測定することが重要である.ランダム負荷を用いて,新しい運動負荷試験システムを開発する場合,目的に応じた負荷強度,負荷継続時間と負荷の個数の組み合わせが重要と考えられた.
「デサントスポーツ科学」第16巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 古賀俊策*1, 福場良之*2, 磨井祥夫*2, 辻敏夫*2 |
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大学・機関名 | *1 神戸芸術工科大学, *2 広島大学 |
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