老齢期の骨格筋における持久性走運動の有効性の検討
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.16 Vol.16】
われわれは,若齢(5ヵ月齢)と老齢(25ヵ月齢)のFischer系雌ラットを用い,持久性トレッドミル走が足底筋の各タイプの筋線維の酸化系能力に及ぼす影響を調べた.若齢老齢の運動群は,75%の相対的強度の運動を1日1時間,週5日,10週間のトレーニングを行った.
SDH活性は,画像処理システムを用いたデンシトメトリー法にて決定した.SDH活性は若齢老齢期の両運動群で非運動に比べ,すべてのタイプの筋線維で上昇した.しかしながら,老齢ラットのタイプIとIIa線維のSDH活性は,若齢ラットに比べ運動に対する応答が高かった.研究結果は老齢においても,足底筋筋線維は持久性トレーニングに対する適応能力を維持していたことを示した.
「デサントスポーツ科学」第16巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
SDH活性は,画像処理システムを用いたデンシトメトリー法にて決定した.SDH活性は若齢老齢期の両運動群で非運動に比べ,すべてのタイプの筋線維で上昇した.しかしながら,老齢ラットのタイプIとIIa線維のSDH活性は,若齢ラットに比べ運動に対する応答が高かった.研究結果は老齢においても,足底筋筋線維は持久性トレーニングに対する適応能力を維持していたことを示した.
「デサントスポーツ科学」第16巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 鈴木英樹*1, 春日規克*1, 内藤久士*2, 山内秀樹*3, 辻本尚弥*4, 石河利寛*4 |
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大学・機関名 | *1 愛知教育大学, *2 順天堂大学, *3 東京慈恵会医科大学, *4 中京大学 |
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