車椅子用サッカー・マシンの開発
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.16 Vol.16】
車椅子に簡単に取り付けて,身体障害者がサッカーを楽しめるような装置を設計,試作した.報告の主部は,つぎの3部からなる.まず,蹴りの動作をできるだけ人の動作に近いものとするために,大腿部と下腿部の2リンクをフリー結合として,基本構造を構築した.
つぎに,設計用シミュレーションのために,自由度の高いプログラムを開発した.これにより,2リンクの初期姿勢とエネルギー効率について計算し,下肢を垂直に挙上する初期姿勢が最も大きな蹴りの速度を得ることを明らかにした.最後に,蹴りの動作のエネルギー源について考察し,身体と車椅子の運動エネルギーと,腕自身のトルクとを併用する必要性を示した.試作機の製作に当っては,車椅子から摩擦により駆動トルクを得,また,インサイドキックが行えるような構造とした.
「デサントスポーツ科学」第16巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
つぎに,設計用シミュレーションのために,自由度の高いプログラムを開発した.これにより,2リンクの初期姿勢とエネルギー効率について計算し,下肢を垂直に挙上する初期姿勢が最も大きな蹴りの速度を得ることを明らかにした.最後に,蹴りの動作のエネルギー源について考察し,身体と車椅子の運動エネルギーと,腕自身のトルクとを併用する必要性を示した.試作機の製作に当っては,車椅子から摩擦により駆動トルクを得,また,インサイドキックが行えるような構造とした.
「デサントスポーツ科学」第16巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 太田道男, 山海嘉之, 真島澄子 |
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大学・機関名 | 筑波大学 |
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