中高年者の平衡維持機能と身体組成の関連
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.18 Vol.18】
48名の中高年を対象として,直立姿勢を保持したときの足圧中心動揺からみた平衡維持機能と,体密度法によって推定された身体組成との関連性が検討された.平衡維持機能は,キスラー社製のフォースプレートを用いて足圧中心動揺を測定することで評価された.身体組成は,ガス希釈法によって体積をもとめ,つぎにSiriの式に準拠して体密度法によってもとめた.相関分析および主成分分析によって,男性では動揺速度は身体の質量との間に正の相関関係があることが明らかになった.一方女性では動揺速度は除脂肪量との間に正の相関がみられたが,体脂肪率との間には負の相関関係が認められた.
「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 服部恒明, 田中茂穂, 松坂晃 |
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大学・機関名 | 茨城大学 |
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