コミングル繊維を利用した立体形状CFRP製造技術の開発
【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.1 一般工業用】
熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維強化複合材料(CFRP)を深絞り等の立体的に成形する技術の確立が求められている。そこで、織物の立体形状に追従し易い特徴を利用するため、炭素繊維と熱可塑性繊維とのコミングル(混繊)法による成形技術を検討した。改質したポリプロピレン(PP)樹脂を繊維化し、巻き数100T/mの条件で、ダブルカバリング法により炭素繊維とのカバリング糸を作製した。その糸を用いて製織を行ない、織物を積層・プレス成形することにより、φ100mm、高さ25mmの半球状のCFRPを作製した。得られた半球状CFRPの表面はシワや目崩れ等の欠点は見られず、良好な成形品を得られた。そのCFRPを圧縮試験した結果、3.57kNの強度を得た。
アンケート調査(2014年)/信州大学繊維学部Fii
アンケート調査(2014年)/信州大学繊維学部Fii
研究者名 | 長谷部裕之 |
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大学・機関名 | 石川県工業試験場 繊維生活部 |
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