野球バットの構造、振動特性とフィット感応に関する研究
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.18 Vol.18】
野球バットは,試合で最高のパフォーマンスを発揮するために,より機能的で使いやすいことが要求される.
本研究の目的は,野球バットの物理特性と選手のバットに対する感性評価の関係を検討することである.
試料として12種類の木製野球バットを用いた.まず試料の形状や慣性モーメント,振動特性などの物理的諸特性を測定し,次にこれらの試料に対して,57名の野球選手に感性による評価を行わせた.
その結果,試料は同一モデルでは,形状が似ているが,質量や重心位置慣性モーメントが異なっていることがわかった.また振動特性は,12種類の試料でそれぞれ異なっていた.
一方,選手の振り抜きやすさにっいてのフィット感は,測定された慣性モーメントの大きさと一致しており,感性と物理量が一致していた.バットの振動特性に関する感性評価は,明確な差が認められなかった.
「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
本研究の目的は,野球バットの物理特性と選手のバットに対する感性評価の関係を検討することである.
試料として12種類の木製野球バットを用いた.まず試料の形状や慣性モーメント,振動特性などの物理的諸特性を測定し,次にこれらの試料に対して,57名の野球選手に感性による評価を行わせた.
その結果,試料は同一モデルでは,形状が似ているが,質量や重心位置慣性モーメントが異なっていることがわかった.また振動特性は,12種類の試料でそれぞれ異なっていた.
一方,選手の振り抜きやすさにっいてのフィット感は,測定された慣性モーメントの大きさと一致しており,感性と物理量が一致していた.バットの振動特性に関する感性評価は,明確な差が認められなかった.
「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 野村治夫, 前田正登, 柳田泰義, 矢野澄雄 |
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大学・機関名 | 神戸大学 |
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