信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

機能性繊維素材の難燃性向上に関する研究

【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.3 機能加工 小分類:3.3.1 加工技術

カーテン用ポリエステル織物に難燃性と機能性(防汚性)を同時付与する加工法の研究を行った。非ハロゲン系のホスファゼン難燃剤と防汚剤(親水性ポリエステル樹脂)の混合液に織物を浸漬しパッドキュア加工を行ったところ、難燃剤1%+防汚剤0.2%以上の条件で、難燃性と防汚性が共に合格水準以上であった。織物の染色濃度が増すと難燃性は低下したが、淡色(染色濃度0.5%o.w.f.以下)であれば、洗濯及びドライクリーニング後も難燃性と防汚性が共に合格水準を維持し、染色堅牢度の低下も認められなかったため、本技術がインテリア繊維製品に応用可能であることを確認した。

【主要参考文献】
石川県工業試験場研究報告,2013,?63(掲載予定)

アンケート調査(2014年)/信州大学繊維学部Fii
研究者名 守田啓輔
大学・機関名 石川県工業試験場

キーワード

難燃防汚ポリエステルホスファゼン