信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

オゾン・マイクロバブルによる綿布の漂白効果

【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.2 染色 小分類:3.2.4 その他

 本研究では,オゾンをマイクロバブル化して効率よく液中に分散させる事で染色槽内の溶存オゾン濃度を高め,綿布を効率的かつ環境にやさしい方法で漂白する事を検討した。
   その結果、オゾン・マイクロバブルによる綿布の漂白試験で,処理温度を低温にする事や酸及び電解質の添加により,従来の過酸化水素漂白と同等の白色度を得る事ができた。この事から,オゾン・マイクロバブルによる綿布の漂白は染色加工業で課題となっている消費エネルギーと薬品使用量の低減化が可能な方法と言える

【主要参考文献】
(1) 中瀬一博,大島邦裕:「獣毛の改質方法」,特開2001-164460.
(2) 市村 恒,梅原 亮:「防縮性に優れた獣毛繊維およびその製造方法」,特開2002-105851.
(3) 小林孝之,浅野春香,山本周治:「オゾンマイクロバブルによる綿繊維の新規漂白法」,繊維機械学会誌,Vol.63,No.7,pp.374-377 (2010).

アンケート調査(2014年)/信州大学繊維学部Fii
研究者名 榎本一郎
大学・機関名 東京都立産業技術研究センター 繊維・化学グループ

キーワード

綿布漂白白色度オゾンマイクロバブルナノバブル