信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF ナノクレイを添加した微生物産生ポリエステルの物理的性質と溶融紡糸繊維の構造物性

【大分類:2. 繊維製造 中分類:2.1 特殊繊維 小分類:2.1.2 バイオファイバー

微生物産生ポリエステルに種々のアルキル鎖を有するアミンで有機化されたモンモリロナイトを添加し、その物理的性質を調べた。また、溶融紡糸により繊維化し、繊維の構造と物性を調査した。モンモリロナイトにインターカレイトすることによりわずかに物理的に架橋された微生物産生ポリエステルが得られた。これにより溶融紡糸ラインの張力が増大し、紡糸ラインでの結晶化が促され、紡糸性が向上した。また、分子配向性も上昇し、高い力学低性質が達成された。

【主要参考文献】
Effect of the Addition of Nano-clay on the Physical Property and the Melt-Spinnability of Bacterial Polyester, Hideki Yamane, Santa Momii, Shin-ichi Yagi, Isao Wataoka, Noriyuki Suzuki, Advances in Materials Science and Engineering, Vol. 970, pp 308-311 (2014)

アンケート調査(2014年)/信州大学繊維学部Fii
研究者名 藤田宇生、八木伸一、山根秀樹
大学・機関名 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科バイオベースマテリアル学専攻

キーワード

微生物産生ポリエステルモンモリロナイト溶融紡糸