信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 暑熱環境下での長時間の間欠的運動パフォーマンスに対する水分補給の効果

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.23 Vol.23

 本研究は,暑熱環境下でのサッカーの試合をシミュレートした運動におけるパフォーマンスに対する試合中の水分摂取の影響を検討した.実験は実際のサッカーの試合をシミュレートした前半45分,後半45分を15分のハーフタイムを挟んで行う運動を暑熱環境下の屋外で行った.実験はコントロール群(C群)と水分摂取群(W群)に分かれて行った.W群は,前・後半の15分と30分に250Pずつ水を摂取した.測定項目は,心拍数,血中乳酸濃度,耳内温度,発汗量,RPE,のどの渇きのレベルであった.運動パフォーマンスは,技術系の評価として,1)シュート技術,2)パス技術,3)リフティングの回数,体力系の評価として,4)ジャンプ高,5)30m走のタイム,6)シャトルランのタイムから評価した.その結果,試合中の水分摂取は技術系パフォーマンスよりも,体力系パフォーマンスの低下を防ぐことが示唆された.

「デサントスポーツ科学」第23巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 安松幹展*1,宮城修*2,大橋二郎*3,田中英登*4
大学・機関名 *1 立教大学,*2 防衛大学校,*3 大東文化大学,*4 横浜国立大学

キーワード

暑熱環境サッカー水分摂取