信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 運動時の体表振動特性とレオタードの体表振動抑制効果

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.26 Vol.26

 本研究では,運動時の体表振動特性とダンス時に用いられるレオタードの振動抑制効果について検討することを目的とし,ブラジャー,綿レオタード,ナイロンレオタードにそれぞれスパッツを着用したときの,日常動作として足踏み,踏み台昇降,蹲踞,ダンス動作としてジャンプ,サイドステップ,90度足上げ,上下運動,各動作時の体表振動特性を,三次元・運動解析システムにより測定,合わせて,衣服圧,圧迫感,振動感覚を測定した.体表振動特性について加速度,加速度差,角加速度の分析結果を考察した.
 加速度および角加速度の結果より,跳躍動作では乳頭の,下肢部の運動を中心とする動作では,臀部や腹部での振動が大きいことが示唆された.ブラジャーとスパッツの着衣では肩や脇が圧迫され,レオタードとスパッツの着衣では腹部や臀部が圧迫され,とくにナイロンレオタードの場合,衣服圧も高く最も圧迫されると感じていた.加速度と角加速度の結果では,ブラジャーよりレオタード着衣に振動抑制効果があり,振動感覚も抑制されていた.ダンス練習時の着衣の組み合わせとして一般的であるレオタードとスパッツの組み合わせは,振動抑制効果という観点から適切であると推察された.

「デサントスポーツ科学」第26巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 斉藤秀子,田村照子
大学・機関名 *1 山梨県立大学,*2 文化女子大学

キーワード

運動体表振動特性レオタード三次元・運動解析システム跳躍動作臀部腹部スパッツ