新規フルオロアルキル基含有オリゴマーによる繊維の防汚・抗菌加工
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.27 Vol.27】
新規非溶出型固定化加工剤として,フルオロアルキル基と陽イオンセグメント(アンモニウムあるいはホスホニウム)を共に有するブロックイソシアナートコオリゴマーを開発した.
接触角およびXPSスペクトル測定の結果,フルオロアルキル基を有するコオリゴマー(N-2,P-2)で改質したガラスおよびセルロース繊維表面は優れたはっ水性とはつ油性を示した.
抗菌試験において,ホスホニウムセグメントを含有するコオリゴマー(P-1,P-2)で改質された繊維表面は,大腸菌に対し高い抗菌活性を示した.さらに,ホスホニウムセグメント含有コオリゴマーは,0.01%の低濃度でもAureobasidium pullulansおよびCladosporiumの増殖を抑制した.
本研究のホスホニウムセグメントを持つ含フッ素コオリゴマーは,防汚と抗菌が同時に可能となる非常に興味深い加工剤と考えられる.
「デサントスポーツ科学」第27巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
接触角およびXPSスペクトル測定の結果,フルオロアルキル基を有するコオリゴマー(N-2,P-2)で改質したガラスおよびセルロース繊維表面は優れたはっ水性とはつ油性を示した.
抗菌試験において,ホスホニウムセグメントを含有するコオリゴマー(P-1,P-2)で改質された繊維表面は,大腸菌に対し高い抗菌活性を示した.さらに,ホスホニウムセグメント含有コオリゴマーは,0.01%の低濃度でもAureobasidium pullulansおよびCladosporiumの増殖を抑制した.
本研究のホスホニウムセグメントを持つ含フッ素コオリゴマーは,防汚と抗菌が同時に可能となる非常に興味深い加工剤と考えられる.
「デサントスポーツ科学」第27巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 川瀬徳三,老田達生 |
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大学・機関名 | 京都工芸繊維大学 |
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