信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 萎縮骨格筋における筋力低下ならびに易疲労性の分子メカニズム-新しいリハビリテーション法の開発を目指して-

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.27 Vol.27

 不動化にともなって骨格筋の機能がどのように変化するかを,ラットひらめ筋のシングルスキンドファイバーを用いて検討した.6週間の不動化によって,湿重量は約40%低下し,スキンドファイバーの断面積は約30%縮小した.単位断面積当たりの最大Ca活性化張力は,約30%低下した.さらに,弛緩条件下でATP濃度を低下させることによりCa非依存性の活性張力を発生させ,Ca活性化張力の低下がクロスブリッジ形成確率の低下に由来しているかどうかを検討した.その結果,Ca非依存性の活性張力が約40%低下することが示された.以上の結果は,不動化筋における活性張力の低下は,サルコメアの構造変化に由来するクロスブリッジ形成の抑制に基づくことを示唆している.

「デサントスポーツ科学」第27巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 福田紀男,宇高潤,栗原敏
大学・機関名 東京慈恵会医科大学

キーワード

不動化骨格筋ひらめ筋クロスブリッジ形成確率サルコメア