動的フィット性を追究したウォーキングウェア設計のための中高年男女下半身ボディの開発
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.29 Vol.29】
動的フィット性を追究したウォーキングウェア設計のために,中高年男女の下半身の体型特徴を分析した.1992年から1994年にかけて計測されたデータの主成分分析により,中高年男女の体型特徴は若年層に比べウエストと腹部とヒップ周辺に脂肪が沈着し,全体的に太いことが明らかになった.そこで,第1主成分から第4主成分の主成分得点がすべて中心30%以内にある被験者を標準モデルとして抽出した.また,中高年者の歩行特徴をとらえるため,屋外でVTR撮影し,歩行姿勢を分析した.次にトレッドミルによる歩行動作を撮影し,MMpro2DDAにより動作解析し,下半身衣に必要なゆとり量を求めた.さらに標準モデルに近い体型特徴を示す被験者男女各1名を,非接触3D計測装置を用いて撮影し,これらを標準サイズに変形して標準立体ヌードモデルを作製した.最後に標準立体ヌードモデルに動的ゆとり量を加えたパターンを作製して,動作対応型中高年腰部標準モデルを製作した.
「デサントスポーツ科学」第29巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
「デサントスポーツ科学」第29巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 大塚美智子,福原衣麻,中村邦子,滝澤愛 |
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大学・機関名 | 日本女子大学 |
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