骨格筋に対する圧迫と運動パフォーマンスの関連性に関する統合的研究
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.36 Vol.36】
要旨
本研究においては,下腿の圧迫が筋パフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,圧迫の有無が1)電気刺激誘発の筋収縮力,2)ジャンプパフォーマンス,3)筋疲労に及ぼす影響を明らかにすることを試みた.その結果,1)単発刺激時の単収縮力は減少し,20Hzの連続刺激時の力は150mmHgでの圧迫時に増加,2)リバウンドジャンプパフォーマンスは,150mmHgでの圧迫時に向上,3)150mmHgでの圧迫時には筋疲労は促進される,ことが明らかとなった.
以上より,下腿に対し比較的高強度で圧迫することは,筋疲労の軽減が見込めないため持久力の向上は期待できないが,競技時間が短く瞬発的な筋収縮が主の競技に対してポジティブな効果が期待できる可能性があると言える.
「デサントスポーツ科学」第36巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
本研究においては,下腿の圧迫が筋パフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,圧迫の有無が1)電気刺激誘発の筋収縮力,2)ジャンプパフォーマンス,3)筋疲労に及ぼす影響を明らかにすることを試みた.その結果,1)単発刺激時の単収縮力は減少し,20Hzの連続刺激時の力は150mmHgでの圧迫時に増加,2)リバウンドジャンプパフォーマンスは,150mmHgでの圧迫時に向上,3)150mmHgでの圧迫時には筋疲労は促進される,ことが明らかとなった.
以上より,下腿に対し比較的高強度で圧迫することは,筋疲労の軽減が見込めないため持久力の向上は期待できないが,競技時間が短く瞬発的な筋収縮が主の競技に対してポジティブな効果が期待できる可能性があると言える.
「デサントスポーツ科学」第36巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 吉武康栄,宮本直和,金久博昭 |
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大学・機関名 | 鹿屋体育大学 |
キーワード
圧迫、筋パフォーマンス、筋収縮力、ジャンプ、筋疲労、瞬発的な筋収縮、パフォーマンス向上、疲労軽減、筋疲労、瞬発力、筋収縮、プラセボ効果、骨格筋、電気刺激誘発筋力