信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

強度と弾性率を向上させた新炭素繊維を開発(TEIJIN) 2015年9月

【大分類:6. 製品 小分類:6.3 2015年度 新製品

 TEJINは、高強度と高弾性率を両立した新しい炭素繊維を開発した。
 航空機に採用されている従来製品に比べ、強度と弾性率を10%以上高めた。炭素繊維に樹脂を含浸したプリプレグ製品を15年度中にも販売する計画。
 子会社のToho Tenaxが開発したもので、強度を高めながら、物質の変形のしにくさを示す弾性率を従来製品より12%高い325GPa以上とした。炭素繊維の原料であるアクリル繊維の構造設計を見直したほか、熱して炭素繊維に加工する製造工程を最適化することで、高強度・高弾性率を実現した。

化繊協会ニュースレター No.11 2015年9月/日本化学繊維協会
研究者名 帝人
大学・機関名 帝人

キーワード

炭素繊維プリプレグ高強度・高弾性率