信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

太陽光発電の高効率化に効果的な遮熱ネットの開発

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.1 一般工業用

本研究では、結晶シリコン型太陽電池が温度上昇によって大幅に発電効率が低下する問題の対策として、太陽光パネルの発電に必要な波長光は透過し、赤外線を選択的に反射・吸収する特性の遮熱ネットの開発に取り組んだ。遮熱糸は、遮熱材を練り込み溶融紡糸した遮熱中空糸および遮熱フィルムをスリット化することで作製し、これらの遮熱糸を用いて遮熱ネットを開発した。開発したネットを用いて、あいち臨空新エネルギー実証研究エリアの太陽電池施設において実証実験を行い、遮熱ネットによる遮熱効果と発電への影響に関する多くのデータを得た。

繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 原田真、浅野春香、深谷憲男
大学・機関名 あいち産業科学技術総合センター

キーワード

太陽光発電遮熱ネットシリコン太陽電池