改質綿布の昇華転写プリント

無水プロピオン酸とアセトンを併用することで、綿繊維の形状を保持したままセルロースの水酸基をエステル化できることを見出した。エステル化綿は、分散染料で染色できることが確認されたため、エコプリントシステムとして注目されている昇華転写プリントへの適用可能性を調べたところ、良好な発色性を示すことがわかった。このエステル化方法は、ポリエステル／綿織物を昇華転写プリントする際の発色性改良に有効であると考えられた。

繊維研究機関技術シーズ調査（2013年度）/日本化学繊維協会

研究者名	茶谷悦司、三浦健史、伊藤広樹
大学・機関名	あいち産業科学技術総合センター

キーワード

綿、昇華転写プリント、分散染料、染色

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