信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

真空紫外光を利用した毛織物の深色加工技術

【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.2 染色 小分類:3.2.1 染色

真空紫外光を利用した毛織物の深色加工技術に関する研究開発を行った。ブラックフォーマル用の深色加工を目的とし、染色加工工程の前処理として真空紫外光を照射することで羊毛繊維の表面を改質し、その深色効果について検討した。その結果、真空紫外光の照射により繊維表面に親水性官能基が導入され、染色性が向上し、一定の深色効果が得られた。また、物性面では、未処理布と比較して風合いではHARI、KOSHI が向上し、染色堅ろう度や引裂強さは当初の性能を保持していることを確認した。

繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 村井美保
大学・機関名 あいち産業科学技術総合センター

キーワード

真空紫外光毛織物深色加工風合い