信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

自己組織化単分子膜(SAM)形成技術による不織布のはっ水加工

【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.3 機能加工 小分類:3.3.1 加工技術

本研究では、名古屋大学の技術シーズ「自己組織化単分子膜(SAM)形成技術」を活用して、ポリエステル不織布へのはっ水加工技術の開発を行った。不織布にあらかじめ真空紫外光(VUV)を連続的に照射して表面を活性化した後、SAM 形成原料であるメチルトリメトキシシラン、n-プロピルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン及び1H,1H,2H,2H-パーフルオロオクチルトリメトキシシランを用いた化学蒸着(CVD)によりSAM を形成した結果、メチルトリメトキシシラン以外のSAM 形成原料において、水滴接触角130°以上のはっ水性を示した。

繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 山田圭二、岡田光了、村井美保
大学・機関名 あいち産業科学技術総合センター

キーワード

不織布ポリエステル単分子膜はっ水