環境対応型ハロゲンフリー難燃繊維の開発
【大分類:2. 繊維製造 中分類:2.1 特殊繊維 小分類:2.1.5 その他】
安全性の観点から繊維の難燃化に対するニーズは高く、特に、カーテンや車両内装材などでは、高い難燃性が要求されている。現在、繊維の難燃剤としては、臭素系のヘキサブロモシクロドデカンがよく使用されているが、難燃性能がよいものの難分解性かつ高蓄積性で環境への影響が懸念されている。経済産業省では平成25年末までに繊維製品への使用中止を産業界に要望しており、代替品の開発が望まれている。現在、大手繊維メーカーからはリン系化合物を共重合した難燃ポリエステル繊維が市販されているが、フィラメント繊維が主体で、当産地が得意とする意匠性の高い短繊維織物、ニットに利用することができない。本研究では、低コストで製造可能なリン系難燃ポリエステル短繊維を開発することを目的とする。
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 | 立川英治、奥村和之、林浩司 |
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大学・機関名 | 岐阜県産業技術センター |
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