マイクロナノ構造を持つ異型線軸繊維の開発
【大分類:1. 繊維・高分子素材 中分類:1.2 合成系 小分類:1.2.1 石油系】
高分子材料に無理な力を与えると、白く変色(白化)することがある。これは、高分子材料中に非常に小さい孔(ボイド)が生じ、そのボイドが太陽光を散乱するためであり、高分子材料の初期破壊現象であるクレーズとして知られている。このクレーズは一般的に、起こらないようにすることが重要とされているが、岐阜大学の三輪・武野研究室では、クレーズをフィルム中に故意に発生させ、ボイドの大きさ等を制御する技術を開発し、携帯電話ののぞき見防止フィルムや、マイクロバブル発生フィルムなどの機能性フィルムを開発している。そこで、岐阜大学と共同で、このクレージング技術を繊維に応用し、機能性繊維を開発することを目標に掲げ研究を行った。
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 | 林浩司、中島孝康 |
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大学・機関名 | 岐阜県産業技術センター |
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