信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

機能性材料を用いたプラスチック表面処理技術の開発-高活性・高耐久性光触媒担持技術の開発-

【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.3 機能加工 小分類:3.3.1 加工技術

光触媒は世界的な市場に発展することが期待されている。しかし、光触媒反応は強い酸化力を有する表面反応であるために、単純にバインダー等に混ぜて有機素材に担持しても、バインダーや被担持素材を酸化劣化させたり、埋没や加工中の表面汚染によって、全く機能が得られないという問題があった。このため多くの用途展開が望める有機製品への応用が困難であった。そこで、当センターで開発した不活性の多孔質膜で光触媒表面を被覆したマスクメロン型光触媒製造技術や、光触媒表面をシールドすることによって高活性のまま光触媒を担持したシールド担持技術を活用し、より高活性で劣化の少ない光触媒有機製品を開発した。

繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 藤田和朋
大学・機関名 岐阜県産業技術センター

キーワード

プラスチック表面処理光触媒