FRP製薄板パネル用穴あけドリルの開発
【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.3 機能加工 小分類:3.3.1 加工技術】
炭素繊維やガラス繊維のシートを積層し樹脂で固めた繊維強化プラスチック(FRP)は,軽くて強い材料として近年注目されている。これらのFRP材料を切削する場合には,繊維の毛羽立ちや表層の剥離が問題となる。特にパネル部品用途などで板厚が薄い場合には,材料がたわみ易くなるため,ドリルによる穴あけ加工を施す際には反動による跳ね返りが大きく,これらの加工不良が生じ易くなる。そこで本研究では,たわみの要因となる穴あけ加工時の切削抵抗を小さく抑え,かつ,毛羽立ちや表層剥離を防ぐことが可能なドリル形状を考案し,ドリル加工試験によりその加工性能について調べた。
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 | 機械金属部 ○廣崎憲一,山下順広 |
---|---|
大学・機関名 | 石川県工業試験場 |
キーワード