成型加工性を有する鶏羽ケラチン由来材料の調製
【大分類:1. 繊維・高分子素材 中分類:1.1 天然系 小分類:1.1.2 タンパク質系】
鶏羽は国内だけで年間数億キロ廃棄されており,焼却するとアミノ酸由来の窒素酸化物や硫黄酸化物が排出されることや埋め立て処分には広大な土地を必要とする問題がある。鶏羽の主成分はケラチンで,そのジスルフィド結合による架橋構造が硬さや強さといった性質を持つ反面,不溶不融であるため利用されにくい。抽出したケラチンを原料に成型加工性を有する材料を調製した報告はいくつかあるが,本研究ではイオン性溶媒中でラジカルを発生させ,ジスルフィド結合を開裂しアクリル酸エチルをグラフト重合することにより成形性を与えることを目的とした。
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
繊維研究機関技術シーズ調査(2013年度)/日本化学繊維協会
研究者名 | ○小野浩功,梶山幹夫 |
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大学・機関名 | 筑波大学 |
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