筋・軟部組織の滑走性から筋疲労度を判定するAI システムの構築
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.47 Vol.47】
要旨
本研究では,ランニング前後の筋膜の滑走性・足関節背屈柔軟性・ジャンプ能力の変化量と,主観的疲労感(VASスコア)の変化量との関連性を検証することを目的とした.筋膜の滑走性は超音波エコーを用いて下腿の筋膜と筋の動画を撮影し,相互相関係数を算出した.参加者は大学陸上長距離選手17 名であり,各指標のランニング前後の差分(⊿)を用いてLasso回帰分析を実施した.交差検証の結果,最適な正則化パラメータ(α)は0.163と決定され,⊿滑走性係数の標準化回帰係数が0.271 と最も高く,VASの変化に対する寄与が大きいことが示された.これにより,滑走性の低下が主観的疲労感の増大に強く関与している可能性が示唆された.本研究は,疲労を客観的に捉える指標として滑走性の評価が重要な役割を担うことを示す初期的な知見を提供するものである.
「デサントスポーツ科学」 第47巻/公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団
本研究では,ランニング前後の筋膜の滑走性・足関節背屈柔軟性・ジャンプ能力の変化量と,主観的疲労感(VASスコア)の変化量との関連性を検証することを目的とした.筋膜の滑走性は超音波エコーを用いて下腿の筋膜と筋の動画を撮影し,相互相関係数を算出した.参加者は大学陸上長距離選手17 名であり,各指標のランニング前後の差分(⊿)を用いてLasso回帰分析を実施した.交差検証の結果,最適な正則化パラメータ(α)は0.163と決定され,⊿滑走性係数の標準化回帰係数が0.271 と最も高く,VASの変化に対する寄与が大きいことが示された.これにより,滑走性の低下が主観的疲労感の増大に強く関与している可能性が示唆された.本研究は,疲労を客観的に捉える指標として滑走性の評価が重要な役割を担うことを示す初期的な知見を提供するものである.
「デサントスポーツ科学」 第47巻/公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団
| 研究者名 | 中井雄貴*1, 渋沢良太*2, 竹下康文*2 |
|---|---|
| 大学・機関名 | *1 令和健康科学大学, *2 第一工科大学 |
キーワード


