鉛を使用しない環境配慮型のX線防護シートを開発(KURARAY) 2014年1月
【大分類:6. 製品 小分類:6.1 2013年度 新製品】
KURARAYはSAKAIOVEXと共同で鉛を使用しないX線防護シートを開発した。
X線防護シートは、放射線診断装置などから漏れるX線を遮蔽し、医療従事者等の被曝を低減するためのもので、一定の柔軟性が要求されるため、一般的には鉛粉末を混和したゴム素材が使用されている。今回開発した防護シートは、ベース材のシリコン樹脂にビスマス系化合物粉末を練り込むことにより、従来品と同等のX線遮蔽効果を有する。シリコン樹脂の選定により、シートに柔軟性があり、裁断など加工性にも優れている。シートの形態は、X線撮影台の下部に装着するカーテン、医療従事者が身に着けるエプロンなどで、先ずは医療関係用途から展開するが、非破壊検査、空港、原子力施設などのX線関連機関において使用される製品向けも視野に入れている。
化繊協会ニュースレター No.7 2014年1月/日本化学繊維協会
X線防護シートは、放射線診断装置などから漏れるX線を遮蔽し、医療従事者等の被曝を低減するためのもので、一定の柔軟性が要求されるため、一般的には鉛粉末を混和したゴム素材が使用されている。今回開発した防護シートは、ベース材のシリコン樹脂にビスマス系化合物粉末を練り込むことにより、従来品と同等のX線遮蔽効果を有する。シリコン樹脂の選定により、シートに柔軟性があり、裁断など加工性にも優れている。シートの形態は、X線撮影台の下部に装着するカーテン、医療従事者が身に着けるエプロンなどで、先ずは医療関係用途から展開するが、非破壊検査、空港、原子力施設などのX線関連機関において使用される製品向けも視野に入れている。
化繊協会ニュースレター No.7 2014年1月/日本化学繊維協会
研究者名 | クラレ |
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大学・機関名 | クラレ |
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