信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

高吸湿発熱性のアクリレート系繊維を開発(TOYOBO) 2014年1月

【大分類:6. 製品 小分類:6.1 2013年度 新製品

 TOYOBO子会社のJAPAN EXLANは、レーヨンと比べて吸湿発熱性が3倍高いアクリレート系繊維を開発した。
 人体から発生する水蒸気をより多く吸着し、消臭した上で熱エネルギーに変換する。新たに開発したのは“eks hyper”で、水と結合しやすい構造を分子中に多く含む。一般の吸湿発熱性下着で使われるレーヨン繊維の水分吸着は重量の11%であるが、“eks hyper”は35%程度吸着する。20℃/90%の環境において、10分間で30℃まで上昇する。

化繊協会ニュースレター No.7 2014年1月/日本化学繊維協会
研究者名 東洋紡
大学・機関名 東洋紡

キーワード

吸湿発熱性アクリレート系繊維消臭