信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

アラミド繊維で装甲車両被弾時の金属片飛散を抑制する新防弾素材を開発(TEIJIN) 2014年1月

【大分類:6. 製品 小分類:6.1 2013年度 新製品

 TEIJINは、パラ系アラミド繊維を使用した装甲車両の安全を守る防弾ファブリックを開発した。
 樹脂などと組み合わせたコンポジットにして、装甲車両のスポールライナー(鉄、アルミニウム、チタンなどの金属製装甲車両の内側に装着する被弾防止内貼り)として提案する。開発した防弾ファブリック“Twaron T765”は軽量で高強度、耐衝撃性、高弾性、耐熱性などの高い性能を兼ね備えたTwaronを縦方向に積み重ねて編んだもの。特殊な編み方により、従来の織物と比較して少量ですぐれた厚みと丈夫さを実現し、より高い防弾性能とコスト効率が期待できる。

化繊協会ニュースレター No.7 2014年1月/日本化学繊維協会
研究者名 帝人
大学・機関名 帝人

キーワード

パラ系アラミド繊維防弾ファブリック装甲車両スポールライナー軽量高強度耐衝撃性耐弾性耐熱性