信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF モータースポーツ用耐熱服のリバースエンジニアリングと温熱快適性における3DアパレルCADの応用可能性に係るフィジビリティスタディ

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.42 Vol.42

 要旨

 本研究は,将来の効率的な新しい防護服形状・構造の設計手法・温熱/動作快適性の評価としてデジタル手法の活用可能性を検討するため,自動車レース用防護服を例としたフィジビリティスタディを実施した.その中で,①現在使用されている市販の4輪用レーシングスーツ・ピットクルー用作業服を収集・リバースエンジニアリングし,生地仕様,構造及び縫製を確認,②各服が有する温熱快適性評価,③分解された縫製パーツの2Dデータ化,④ 3Dクロスシミュレータの利用による4輪用レーシングスーツの形状再現・ポストプロセッシングを実施した.本研究の成果により,デジタルフィッティング技術は,ファッションアパレル・スポーツアパレルに加え,防護服に対しても活用可能であることを示した.

 「デサントスポーツ科学」 第42巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 若月薫*1, 亀谷英杏*2, 森川英明*1, 佐古井智紀*1, 朱春紅*1
大学・機関名 *1 信州大学, *2 文化学園大学

キーワード

防護服レーシングスーツデジタルフィッティングリバースエンジニアリング温熱快適性