信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

実験まで全自動、AI活用し材料探索を高速化(ASAHI KASEI)2022年1月

【大分類:6. 製品 小分類:6.9 2021年度 新製品

 旭化成は新素材の組成検討から実験、評価までの一連の材料探索を全自動化するシステム「スマートラボ」を2022年度に稼働する。人工知能を用いた素材開発手法の
マテリアルズ・インフォマティクス(MI)と自動実験設備を組み合わせ、人が介在するよりも広範囲で材料探索を行う。スマートラボは、まずMIで蓄積データから
候補材料の組成や合成方法などの実験を設計し、次に自動化設備を用いて高速合成・高速評価を行い、得られたデータを基にMI学習モデルを改善する。
このサイクルを繰り返して材料探索を高速化し、広範囲から候補材料を探す。計算化学によるシミュレーションを併用し、予測精度を高め、22年度は国内拠点で
概念実証(PoC)を行い、効果を検証後、本格運用するが、まず無機材料の開発で利用する。

化繊協会ニュースレター No.20 2022年1月/日本化学繊維協会
研究者名 旭化成
大学・機関名 旭化成

キーワード

AIスマートラボ人工知能マテリアルズ・インフォマティクスMI自動実験