信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

ミクロの世界の集団生活。ゲノム情報から見えてくる細菌の生存戦略とは?

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.8 農業資材用

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肉眼では見えないミクロの世界で、単細胞の細菌たちはどのように生きているのか---自然環境下で、多くの細菌は集団で生活し、お互いにコミュニケーションを取り合っていることが分かってきています。当研究室ではプラスチックや金属など、様々な固体表面に付着した細菌が増殖を始め、やがて多細胞生物のように集団化(バイオフィルム形成)するまでの過程で、どの遺伝子をどのように働かせているかについて研究を行っています。細菌が状況に応じて集団化する仕組みを知ることは、工業や医療の分野で問題を引き起こすような細菌を標的とした薬剤の開発にも繋がると期待されています。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 小笠原寛
大学・機関名 信州大学

キーワード

ゲノム情報単細胞細菌プラスチック金属固体表面集団化遺伝子薬剤