信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

生物由来材料の特性を解明し、新たな医療機器を開発する

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.7 医療・ヘルスケア資材用

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生体組織から細胞を除去した脱細胞化組織は、医療機器として主に欧米で臨床使用され、患者さん自身の組織と馴染みやすいなどの性質が認められ注目されています。脱細胞化処理により、ブタなどの組織をヒトへ移植することが可能になり、異種組織、臓器の医療応用が期待されています。根岸研究室は、脱細胞化組織の特性を解析し、その要因を明らかにし、医療用材料へ応用することを目的としています。また、金属加工・食品加工技術で使用されている真空加圧含浸法は、溶液などを材料へ効率よく導入することを可能にする技術です。この技術を医療用材料に応用し、新たな性質を有する医療用材料の開発を目指しています。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 根岸淳
大学・機関名 信州大学

キーワード

生物由来材料医療機器脱細胞化組織医療用材料真空加圧浸漬法