信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

微生物資源の有効利用を目指す ~枯草菌が持つ潜在能力の解明と応用~

【大分類:5. 環境対応 中分類:5.1 環境対応技術 小分類:5.1.4 その他環境対応技術

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枯草菌(納豆菌の類縁菌で産業的にも重要な細菌)は古くから研究されている土壌細菌であり、病原菌から植物を保護したり、有機物の堆肥化や汚水の浄化などに役立っています。また産業面でも、酵素およびビタミン類、抗生物質等の有用物質生産に利用されています。山本研究室では、以前より枯草菌のゲノム解析(国際共同研究)に携わってきました。現在も、枯草菌が保持している約4,100遺伝子が担っている機能を解明するために、国内外の研究室と連携しながら、より詳細な研究が進行中です。このような研究を通して、枯草菌を一つの重要な微生物資源ととらえ、その理解を深めるとともに、さらなる活用に向けた取り組みを進めています。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 山本博規
大学・機関名 信州大学

キーワード

微生物資源枯草菌ゲノム解析活用