信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

遺伝子工学する細菌 アグロバクテリウムを利用する

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.8 農業資材用

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アグロバクテリウムは自分の持っている遺伝子を植物細胞に輸送して、植物染色体に組み込むことができる細菌です。つまり自然界で遺伝子工学を行っている細菌です。海外では除草剤耐性ダイズなどの遺伝子組み換え作物の栽培が一般化しています。これらの遺伝子組換え作物の多くはこの細菌を利用して作出されています。野川研究室では、実験操作を簡便化した植物への遺伝子導入法であるin planta形質転換法の開発や、トランジェント発現による植物での有用物質の生産系の開発を行ってきました。現在、アグロバクテリウムを遺伝子工学的に改良することでもっとすごい能力、例えば葉緑体形質転換を可能にするアグロバクテリウムの開発を行っています。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 野川優洋
大学・機関名 信州大学

キーワード

細菌アグロバクテリウム遺伝子操作(遺伝子組み換え 遺伝子導入)植物有用物質