信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

ペットボトルを水が通り抜ける!? そんな高分子膜の謎を紐解く

【大分類:1. 繊維・高分子素材 中分類:1.2 合成系 小分類:1.2.1 石油系

写真
ペットボトル等に代表される合成樹脂の高分子膜には、実は非常に細かい隙間が空いています。と言っても、液体は通さずにわずかな気体を通す隙間ですが。この気体の通りにくさ(バリア性)を100万倍ほど高めて、電子材料向けのバリア材ができないかという研究を進めているのが平田研究室。実現すれば、液晶テレビや携帯電話の画面がガラスからプラスチックに切り替わり、価格を抑えることまで可能になります。またガラスよりも薄く、軽く、柔らかいため、破損する可能性も低くなるほか持ち運びも便利になるので用途も格段に広がるという、いま注目の研究分野なのです。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 平田雄一
大学・機関名 信州大学

キーワード

ペットボトル合成樹脂高分子膜バリア材電子材料液晶テレビ携帯電話