信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

生体物質を工学に応用する バイオセンサーや新素材を目指して

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.7 医療・ヘルスケア資材用

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疾病の時に処方される薬は肝臓で分解されます。その肝臓において中心的な役割を果たしているのが、CYPと呼ばれる酵素です。薬の効き方は、人によって様々であり、副作用の強く出る人もいます。我々の研究室では、このCYPを電極に固定し、適切な薬の投与量を簡便に見極めることを目指したバイオセンサーの開発を行っています。また、珪藻という植物プランクトンはシラフィンというタンパク質を使ってシリカの殻を形成しています。このシラフィンの構造を模倣した高分子を用いることで、新素材としての様々な形状のシリカの作成に成功しています。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 小駒喜郎
大学・機関名 信州大学

キーワード

CYPバイオセンサーシリカシラフィン新素材