信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

有機化学を駆使して謎を解く。生物活性物質の探索!新反応と新薬開発!

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.7 医療・ヘルスケア資材用

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西井研究室では、生命や生物現象に有機化学をメスとして切り込みます。例えば、抗ウィルス作用や血小板凝血抑制作用のある天然物(天然から単離された物質)を全合成しました。全合成とは、天然と全く同じものをフラスコの中で合成することです。また、新しい有機反応を開発することで、今までに合成困難とされていた物質の合成を可能にします。他に抗菌・殺菌剤やフェロモンなどの生理活性物質の合成を行っています。最近、魚類のフェロモンの分子構造と活性相関を解明する研究を開始しました。魚類の生物応答の謎の解明とともに、フェロモントラップによる特定外来種の駆除にも役立ちます。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 西井良典
大学・機関名 信州大学

キーワード

抗ウィルス作用血小板凝血抑制作用天然物全合成抗菌剤殺菌剤フェロモン魚類フェロモントラップ特定外来種の駆除