信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

細胞の状態を“測り”生体に与える影響を“推し量る”

【大分類:4. テクテキスタイル 小分類:4.7 医療・ヘルスケア資材用

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柔道、サッカー、ラグビーなどのコンタクトスポーツにおいて脳震盪を繰り返すと記憶力や注意力の低下を引き起こします。頭を何度もぶつけることで、脳は刺激に対して脆弱、敏感になり、損傷閾値が低下します。一般的に頭部を強打すると、急激な加減速により脳組織に慣性力が働き変形します。脳組織の変形は神経細胞間の情報伝達を担う神経軸索に引張能力を与え、損傷や断裂を引き起こします。繰り返し脳震盪における軸索損傷の重症化メカニズムを明らかにするため、脳神経細胞の衝撃負荷実験を通して神経軸索の耐性値を開発しています。

信州大学繊維学部 研究紹介2020/信州大学繊維学部
研究者名 中楯浩康
大学・機関名 信州大学

キーワード

脳震盪神経軸索軸索損傷