炭素繊維強化プラの耐熱・耐衝撃性両立（TEIJIN） 2019年9月

【大分類：6. 製品　小分類：6.7 2019年度新製品】

　帝人は、航空宇宙分野で採用が進む炭素繊維強化プラスチック（CFRP）の耐熱性と耐衝撃性を両立した原料素材を国内で初めて開発した。航空機や宇宙船向けの需要を見込む。樹脂の配合や組成を工夫し、耐熱性を高めると耐衝撃性が下がるという樹脂素材の問題を克服した。
　280℃の耐熱性と220MPaの圧力に耐える強度を両立。温度のブレが大きい環境でもかたちが安定するよう熱膨張性も抑えた。樹脂の粘度を調整することで炭素繊維における樹脂の偏りや流出を減らし、成型しやすくした。

化繊協会ニュースレター　No.17　2019年9月/日本化学繊維協会

研究者名	帝人
大学・機関名	帝人

キーワード

炭素繊維強化プラスチック

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