信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

trans-1,2-ジアミノシクロヘキサンを基盤としたオルガノゲル化剤の対称性によるゲル化特性への影響

【大分類:1. 繊維・高分子素材 中分類:1.2 合成系 小分類:1.2.1 石油系

これまでtrans-1,2-ジアミノシクロヘキサンを基盤とした同一の置換基を付与した対称性のゲル化剤を数多く合成してきたが、その中でもキラル体基盤の誘導体は非極性の有機溶媒に対し優れたゲル化能を有し、化粧品や皮膚外用薬の増粘剤としての応用に期待されている。一方、1ステップで合成できるメリットはあるがキラル体は原料が高く、また比較的安価なラセミ体では析出傾向があるためゲル化能をもたなかった。本研究では2つのアミノ基に異なる置換基を付与することで、ゲル化剤分子間のパッキングを抑制し、安価なラセミ体でもゲル化することができるか検討を行った。

繊維研究機関技術シーズ調査(2016年度)/日本化学繊維協会
研究者名 〇中川晴香, 藤木衛, 鈴木正浩, 英謙二
大学・機関名 信州大院

キーワード

ゲル化ジアミノシクロヘキサンオルガノゲルラセミ体