信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

重合活性なビニル基を有するβ-アミノ酸エステルの重合による pH -温度応答性材料の創製

【大分類:1. 繊維・高分子素材 中分類:1.2 合成系 小分類:1.2.3 その他

メタクリル酸2-アミノエチルはアミノ基がエステル基を攻撃するエステル-アミド交換反応を自発的に引き起こすことから、モノマー、ポリマーともに不安定で、通常は塩酸塩の形態で取扱われる。一方、異性体であるα-(アミノメチル)アクリル酸エチルはある種の海綿が生産するβ-アミノ酸エステルで、中性条件でも比較的安定であるが、その重合については報告されていない本研究では、重合によりpH と温度に応答する刺激応答材料が得られることを見出した。

繊維研究機関技術シーズ調査(2016年度)/日本化学繊維協会
研究者名 ◯高坂泰弘, 松本祐介, 北山辰樹
大学・機関名 信州大, 阪大院

キーワード

温度応答性高分子