信州大学 繊維学部技術データベース

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ユーラシア大陸の東西茜染め-正倉院ユーラシア大陸の19世紀、ルンゲの単媒染

【大分類:3. テキスタイル 中分類:3.2 染色 小分類:3.2.1 染色

古代,緋や紫が媒染されたのは、色素の昇華を防ぐこと、媒染により色相を変えて,堅牢度を高めるためだった。その結果、1200年の歳月を経た正倉院の緋は退色せず元の色に近い色相を保っている。これまで、工藝染色家は椿の灰により媒染してきたが、それではこの異常に高い耐光堅牢度は得られず、これは非常に重要なポイントである。

繊維研究機関技術シーズ調査(2016年度)/日本化学繊維協会
研究者名 小見山二郎
大学・機関名 東工大

キーワード

染色